【遠隔授業について】
遠隔授業についてはたくさんの記事がすでに配信されている。Facebook上では大学教員のグループがあって、そこでどのようにすればスムーズに遠隔授業が行えるかについて、いろいろな議論が交わされている。例えば下のようなもの。
「コロナで危機の大学教育、遠隔授業は救世主になるか」(JBPress)
「大学教員、のしかかる負担」(毎日新聞)
このほか、ネットでは見つけられなかったが、毎日新聞の紙面版では5月9日(土)の記事に「対面講義不要? 教員焦り」というタイトルで記事がある。
どの記事にも共通点があって、それは、遠隔授業の課題を「対面授業にいかに近づけるか?」というところに措いている点である。
その結果だと思うが、教育目標の設定が、つまりはシラバスの内容が、以前と同じになっている。
それは無理であると思う。
遠隔授業というものは、対面授業とはまったく別のものであり、別の能力を測る。そして、同時に学生の能力を伸ばす可能性を多々秘めている。
教員は、遠隔授業をしながら、今後復活するであろう対面授業の新しいあり方について考える必要がある。
学生は、いままでと同じような姿勢で授業を受けていると、気づいたら隣のあいつにものすごく差をつけられていた、ということになりかねない。そしてそれは、コロナ後、ずっと続く、というようなことを覚悟した方がいい。
以下、遠隔授業は対面授業と何が違っているかについて書いた。その中で、学生の能力にものすごく差がつくだろうということを言っている。
★★★★★★★
上記、毎日新聞の紙面版の記事では、遠隔ならNHKの番組のほうがクォリティーが高いという意見や、全国の人気講師に学生が持っていかれるといった懸念が書かれている。記事はそれらを紹介して、大学教員の苦悩を描いている。
まだ始まったばかりで分からないことが多いが、いくつか思ったことを羅列すると、
1 対面と同じことを、同じようにすることは不可能。
2 これまで以上に、学生の自主性が重んじられる。(暫時、大学教育ということだけに限定すれば、それは歓迎されるべきことだと思う)
3 遠隔授業に対して学生は、「気分転換」を求めている。
ということである。
1については自明のことで、接続環境の問題等で、ずっと繋ぎ続けることは難しいし、人数が増えた場合には学生は顔を見せたがらない。ので、まったく異なる方法を検討すべき。
2も、1から考えれば当然の帰結である。教員と「接触」する時間が限られるのだから、教員はこれまでやっていた「サービス」ができない。具体的にはプリントを準備して印刷して配る(こんなことしてた人がどれくらいいるのかは知りませんが)とか、教室をぐるぐるまわって学生の状況を把握するとか。
そもそも、学生は顔を見せたがらないので、子供たちが何をしているか分からない。
個人的にはこれはともにいいことであると思っている。資料はサイトにアップ。それをダウンロードして授業に「来る」なり、課題をやると指示しておく。
「指示どおりに動こうと思えば動くことができる」というのは、本当は大学の間に身につけておかなければならない重要極まりない能力であるはずなのに、「学生さんはお客様です」的な言説のせいで、彼らがやるべきことを全部先生が「奪って」きた。つまりは、やってあげていた。今回、遠隔になって、指示したことが出来る子と、出来ない子の差はおそろしく明白。それは、対面では見えなかったことなのかもしれない。
顔を見せたがらないのも、最初は嫌やなーと思っていたけれど、プライバシーの問題とかで仕方ない。顔見せろと強要すると、ハラスメントになると思う。とすると、聞いていたか聞いていなかったかを、別の方法で確認するしかない。
一つの方法はZOOMのブレイクアウトセッションを利用することである。ちっちゃなグループに分かれて活動するための機能だが、先生がブレイクアウトセッションを開始させると、学生側は「参加する」というボタンを押すように求められるようだ。その場にいない学生は、グループに参加しない(ボタンを押さない)。話しかけても返事しない。ので、その学生だけが画面に表示されたままになる(=他の学生は各々のグループに「旅立つ」)。
ここまで来ると、減点対象としても良いように思う。グループ活動が苦手な学生には配慮が必要ということになっているので、授業に来るのは自由ということにしてある。この場合、授業に来たほうが、授業に来ないより減点されるということがあり得る。世の中そういうもんである。
2が長くなるが、学生には、遠隔授業では、課外学習がこれまでより遥かに重視されることを伝えたほうが良い。これも同じ。先生との接触が少ないことと、大学では学生の最終的な目標や出口のあり方が千差万別であることを考えれば、授業を聞いただけで何かが完結することはあり得ない。先生が指導する時間が限られるなら、その完結しない部分を自分で見つけ出す力、足りないところをなんとかして埋めようとする試行錯誤、その過程で磨かれる知性と探究の力、そういうものが求められる。
容易に想像がつくと思うが、めちゃくちゃ差が出ます。その差は、対面のときとは比べ物にならないことになるだろう。それは、やらない子が落ちこぼれるのではなく、やる子がとんでもなく伸びるからなのだと思う。その意味でも、これまでの教育はサービス過剰であったのだ。過剰なサービスは甘やかしを生む。
3について。学生のコメントを見ていると、この特殊な状況においては、「久しぶりに同じくらいの歳の人と話せてよかった」的なコメントをする学生がちらほらいる。先述のブレイクアウトセッションを用いれば、まったくランダムにグルーピングされるので、知らない人と話す機会にもなっているようである。
授業のうち一度はこの、「学生が喋る時間」を作るというのは重要。なんなら「雑談してください」でも良い。
★★★★★
ざっと思いついたことを書いてみたが、遠隔授業は、対面授業とは違うのだというごく当たり前のことを分析してみると、そのやり方も、求める能力も、違ってくるだろうと思う。この際、学生に好きなようにやってもらうのが良い。バラバラのパフォーマンスを評価するのは骨が折れる。その負担増はもう諦めた。
実験系、フィールドワーク実習等、対面でなければ出来ない授業のことは、ここでは考慮していない。その点悪しからず。
ただ、日本語教育演習は、少人数ならかろうじてできそうな気がしている。
★★★★★
最後に。
保護者として大学に子供を入学させたらいきなり遠隔授業になりましたという先輩というラインで話した。
高校生の親であるところの友人とはこちらのコメント欄でやり取りしたので、見られるようになっている。
保護者側の方々が何を見ておられるのかを聞くのは興味深い。
本当は、学生は何を思って、保護者は何を見ているのか。また教えてくだっせ。
★★★★★
遠隔授業についてはたくさんの記事がすでに配信されている。Facebook上では大学教員のグループがあって、そこでどのようにすればスムーズに遠隔授業が行えるかについて、いろいろな議論が交わされている。例えば下のようなもの。
「コロナで危機の大学教育、遠隔授業は救世主になるか」(JBPress)
「大学教員、のしかかる負担」(毎日新聞)
このほか、ネットでは見つけられなかったが、毎日新聞の紙面版では5月9日(土)の記事に「対面講義不要? 教員焦り」というタイトルで記事がある。
どの記事にも共通点があって、それは、遠隔授業の課題を「対面授業にいかに近づけるか?」というところに措いている点である。
その結果だと思うが、教育目標の設定が、つまりはシラバスの内容が、以前と同じになっている。
それは無理であると思う。
遠隔授業というものは、対面授業とはまったく別のものであり、別の能力を測る。そして、同時に学生の能力を伸ばす可能性を多々秘めている。
教員は、遠隔授業をしながら、今後復活するであろう対面授業の新しいあり方について考える必要がある。
学生は、いままでと同じような姿勢で授業を受けていると、気づいたら隣のあいつにものすごく差をつけられていた、ということになりかねない。そしてそれは、コロナ後、ずっと続く、というようなことを覚悟した方がいい。
以下、遠隔授業は対面授業と何が違っているかについて書いた。その中で、学生の能力にものすごく差がつくだろうということを言っている。
★★★★★★★
上記、毎日新聞の紙面版の記事では、遠隔ならNHKの番組のほうがクォリティーが高いという意見や、全国の人気講師に学生が持っていかれるといった懸念が書かれている。記事はそれらを紹介して、大学教員の苦悩を描いている。
まだ始まったばかりで分からないことが多いが、いくつか思ったことを羅列すると、
1 対面と同じことを、同じようにすることは不可能。
2 これまで以上に、学生の自主性が重んじられる。(暫時、大学教育ということだけに限定すれば、それは歓迎されるべきことだと思う)
3 遠隔授業に対して学生は、「気分転換」を求めている。
ということである。
1については自明のことで、接続環境の問題等で、ずっと繋ぎ続けることは難しいし、人数が増えた場合には学生は顔を見せたがらない。ので、まったく異なる方法を検討すべき。
2も、1から考えれば当然の帰結である。教員と「接触」する時間が限られるのだから、教員はこれまでやっていた「サービス」ができない。具体的にはプリントを準備して印刷して配る(こんなことしてた人がどれくらいいるのかは知りませんが)とか、教室をぐるぐるまわって学生の状況を把握するとか。
そもそも、学生は顔を見せたがらないので、子供たちが何をしているか分からない。
個人的にはこれはともにいいことであると思っている。資料はサイトにアップ。それをダウンロードして授業に「来る」なり、課題をやると指示しておく。
「指示どおりに動こうと思えば動くことができる」というのは、本当は大学の間に身につけておかなければならない重要極まりない能力であるはずなのに、「学生さんはお客様です」的な言説のせいで、彼らがやるべきことを全部先生が「奪って」きた。つまりは、やってあげていた。今回、遠隔になって、指示したことが出来る子と、出来ない子の差はおそろしく明白。それは、対面では見えなかったことなのかもしれない。
顔を見せたがらないのも、最初は嫌やなーと思っていたけれど、プライバシーの問題とかで仕方ない。顔見せろと強要すると、ハラスメントになると思う。とすると、聞いていたか聞いていなかったかを、別の方法で確認するしかない。
一つの方法はZOOMのブレイクアウトセッションを利用することである。ちっちゃなグループに分かれて活動するための機能だが、先生がブレイクアウトセッションを開始させると、学生側は「参加する」というボタンを押すように求められるようだ。その場にいない学生は、グループに参加しない(ボタンを押さない)。話しかけても返事しない。ので、その学生だけが画面に表示されたままになる(=他の学生は各々のグループに「旅立つ」)。
ここまで来ると、減点対象としても良いように思う。グループ活動が苦手な学生には配慮が必要ということになっているので、授業に来るのは自由ということにしてある。この場合、授業に来たほうが、授業に来ないより減点されるということがあり得る。世の中そういうもんである。
2が長くなるが、学生には、遠隔授業では、課外学習がこれまでより遥かに重視されることを伝えたほうが良い。これも同じ。先生との接触が少ないことと、大学では学生の最終的な目標や出口のあり方が千差万別であることを考えれば、授業を聞いただけで何かが完結することはあり得ない。先生が指導する時間が限られるなら、その完結しない部分を自分で見つけ出す力、足りないところをなんとかして埋めようとする試行錯誤、その過程で磨かれる知性と探究の力、そういうものが求められる。
容易に想像がつくと思うが、めちゃくちゃ差が出ます。その差は、対面のときとは比べ物にならないことになるだろう。それは、やらない子が落ちこぼれるのではなく、やる子がとんでもなく伸びるからなのだと思う。その意味でも、これまでの教育はサービス過剰であったのだ。過剰なサービスは甘やかしを生む。
3について。学生のコメントを見ていると、この特殊な状況においては、「久しぶりに同じくらいの歳の人と話せてよかった」的なコメントをする学生がちらほらいる。先述のブレイクアウトセッションを用いれば、まったくランダムにグルーピングされるので、知らない人と話す機会にもなっているようである。
授業のうち一度はこの、「学生が喋る時間」を作るというのは重要。なんなら「雑談してください」でも良い。
★★★★★
ざっと思いついたことを書いてみたが、遠隔授業は、対面授業とは違うのだというごく当たり前のことを分析してみると、そのやり方も、求める能力も、違ってくるだろうと思う。この際、学生に好きなようにやってもらうのが良い。バラバラのパフォーマンスを評価するのは骨が折れる。その負担増はもう諦めた。
実験系、フィールドワーク実習等、対面でなければ出来ない授業のことは、ここでは考慮していない。その点悪しからず。
ただ、日本語教育演習は、少人数ならかろうじてできそうな気がしている。
★★★★★
最後に。
保護者として大学に子供を入学させたらいきなり遠隔授業になりましたという先輩というラインで話した。
高校生の親であるところの友人とはこちらのコメント欄でやり取りしたので、見られるようになっている。
保護者側の方々が何を見ておられるのかを聞くのは興味深い。
本当は、学生は何を思って、保護者は何を見ているのか。また教えてくだっせ。
★★★★★
留学で岡山大学に来ているみなさんへ。
4月1日から遠隔で勉強会のようなことを行います。
短期留学で来ている方々が、日本にいるのに日本語が勉強できないというジレンマを少しでも軽減するための措置です。
これは完全に堤の自己裁量で行うものですので、残念ながら単位を与えることはできませんが、関心のある方、参加してみたいという方は、個人的に連絡してください。
一応、授業が開始される4月20日(月)前後までの短期開講を考えています。
週2回くらいです。
いまのところskypeでの開催を考えていますが、zoomに変更する可能性もあります。
内容は未定、受講者の希望等を勘案して決めます。
4月1日から遠隔で勉強会のようなことを行います。
短期留学で来ている方々が、日本にいるのに日本語が勉強できないというジレンマを少しでも軽減するための措置です。
これは完全に堤の自己裁量で行うものですので、残念ながら単位を与えることはできませんが、関心のある方、参加してみたいという方は、個人的に連絡してください。
一応、授業が開始される4月20日(月)前後までの短期開講を考えています。
週2回くらいです。
いまのところskypeでの開催を考えていますが、zoomに変更する可能性もあります。
内容は未定、受講者の希望等を勘案して決めます。
外国語でニュースを読みましょう。
世界がニュースを報道する姿勢は、日本のそれとは少し? 随分? 異なっています。
科学的知見の重視、データの重視、客観的な姿勢、その中ではっきりとした記者の意見…。
日本語でしか情報を入手できない場合と比べて、あなたの情報量、判断に与える資料の質等々、明らかに変わります。
あなたが英語をはじめとした外国語を学ぶ意味があるとしたら、それはビジネスのためであるというよりもむしろ、自分自身のために、世界をどのように見るべきかというヒントをより多く手に入れるためだと思います。
今日はこんな記事。
How South Korea Flattened the curve
ご存じのように、韓国はコロナウィルス対策として非常に大量の検査を行うという方針を貫いています。
その結果、医療崩壊が起きたかというと、起きていないです。むしろ韓国は、このブログを書いている段階で(2020年3月24日)、かなりこのウィルスをうまく対処している国として賞賛を浴びているのです。
そのことを書いた文章です。難しいところがあるかもしれませんが、ざ~~っと自分の力で読んでみてください。
★ところで、「医療崩壊」とは具体的にどのようなことを言うか、知らない人はそのことも自分で調べてみましょう。
世界がニュースを報道する姿勢は、日本のそれとは少し? 随分? 異なっています。
科学的知見の重視、データの重視、客観的な姿勢、その中ではっきりとした記者の意見…。
日本語でしか情報を入手できない場合と比べて、あなたの情報量、判断に与える資料の質等々、明らかに変わります。
あなたが英語をはじめとした外国語を学ぶ意味があるとしたら、それはビジネスのためであるというよりもむしろ、自分自身のために、世界をどのように見るべきかというヒントをより多く手に入れるためだと思います。
今日はこんな記事。
How South Korea Flattened the curve
ご存じのように、韓国はコロナウィルス対策として非常に大量の検査を行うという方針を貫いています。
その結果、医療崩壊が起きたかというと、起きていないです。むしろ韓国は、このブログを書いている段階で(2020年3月24日)、かなりこのウィルスをうまく対処している国として賞賛を浴びているのです。
そのことを書いた文章です。難しいところがあるかもしれませんが、ざ~~っと自分の力で読んでみてください。
★ところで、「医療崩壊」とは具体的にどのようなことを言うか、知らない人はそのことも自分で調べてみましょう。
大学生の皆さんへ、と称した記事を投稿することにしました。
大学生として知っておくべき(と私が考える)記事や書物、私の考え等を投稿したいと思います。
参考になれば。
コロナウィルスについて、私は専門家でもないので専門的なアドバイスはできませんが、
いまどうするべきか? ということに関しては、このoutbreak前後から様々な情報を入手して、耳学問的に結構詳しくなった気がしています。
その中で、特に欧米で感染が拡がってから、対策のあり方が一気に科学的になってきたように思います。
そういう意味ではやはりアジア圏では、まだまだ、なぜ、いまそのような対策を行っているのか、について、一般の人々に対して分かりやすく、しかも詳しく語ることができるメディアは育っていないのだなと思います。
欧米でとられようとしている対策はsocial distancing というもので、「社会的距離戦略」と訳されるようです。
それがどのようなものか、以下の記事2つを参考に、各自で実践されるとよいと思います。
Here's everything you need to know about social distancing
こちらはCNN Healthの記事です。この時期に、何をするべきで何をするべきでないかが、Q&A方式で詳細に書かれています。
コロナウィルスなどのアウトブレイクは、なぜ急速に拡大し、どのように「曲線を平らにする」ことができるのか
こちらはワシントンポストの記事です。日本語で書かれています。この記事は世界中で話題になっています。読んでおくべきものであろうと思います。社会的距離戦略を実践しろというが、それをする場合としない場合ではどのような違いがあるのか、ということについて非常に分かりやすく、モデルを用いて説明しています。
非常に簡単に言うと、「出歩くな」「手を洗え」「高齢者との接触はするな」ということです。
みなさんは、感染しても症状が軽いということで、あまりシリアスにならないかもしれませんが、誰かに感染させてしまうということは考えておくべきです。イタリアで、自分が感染してしまい、お父さんを死なせてしまった方がビデオを公開しています(Facebookにリンクが埋め込まれていますので、ご自分で探してみてください。brutというサイトです)。
ということで、出歩かないというのは退屈だと思いますが、この機会に、部屋を掃除したり片付けたり、本を読んだり映画を観たり…して、楽しく過ごしてください。運動も忘れずに…(便秘気味になりました)
大学生として知っておくべき(と私が考える)記事や書物、私の考え等を投稿したいと思います。
参考になれば。
コロナウィルスについて、私は専門家でもないので専門的なアドバイスはできませんが、
いまどうするべきか? ということに関しては、このoutbreak前後から様々な情報を入手して、耳学問的に結構詳しくなった気がしています。
その中で、特に欧米で感染が拡がってから、対策のあり方が一気に科学的になってきたように思います。
そういう意味ではやはりアジア圏では、まだまだ、なぜ、いまそのような対策を行っているのか、について、一般の人々に対して分かりやすく、しかも詳しく語ることができるメディアは育っていないのだなと思います。
欧米でとられようとしている対策はsocial distancing というもので、「社会的距離戦略」と訳されるようです。
それがどのようなものか、以下の記事2つを参考に、各自で実践されるとよいと思います。
Here's everything you need to know about social distancing
こちらはCNN Healthの記事です。この時期に、何をするべきで何をするべきでないかが、Q&A方式で詳細に書かれています。
コロナウィルスなどのアウトブレイクは、なぜ急速に拡大し、どのように「曲線を平らにする」ことができるのか
こちらはワシントンポストの記事です。日本語で書かれています。この記事は世界中で話題になっています。読んでおくべきものであろうと思います。社会的距離戦略を実践しろというが、それをする場合としない場合ではどのような違いがあるのか、ということについて非常に分かりやすく、モデルを用いて説明しています。
非常に簡単に言うと、「出歩くな」「手を洗え」「高齢者との接触はするな」ということです。
みなさんは、感染しても症状が軽いということで、あまりシリアスにならないかもしれませんが、誰かに感染させてしまうということは考えておくべきです。イタリアで、自分が感染してしまい、お父さんを死なせてしまった方がビデオを公開しています(Facebookにリンクが埋め込まれていますので、ご自分で探してみてください。brutというサイトです)。
ということで、出歩かないというのは退屈だと思いますが、この機会に、部屋を掃除したり片付けたり、本を読んだり映画を観たり…して、楽しく過ごしてください。運動も忘れずに…(便秘気味になりました)
福島ひろのぶの「どうぞお構いなく」(MBSラジオ)で、フィラーの研究が紹介されました。
11/8放送 「もしもフィラーを研究することになったら」
京都大学 定延利之教授に紹介していただきました。感謝。
フィラーとは何か? それを研究するとはどういうことか? 等々、分かりやすく解説されています。
このときの話の内容は、2019年11月に中国は大連外国語大学で行ったパネル「多様化する個とプロフィシェンシー研究」に基づいています。
※この番組が終了するそうです。残念。
11/8放送 「もしもフィラーを研究することになったら」
京都大学 定延利之教授に紹介していただきました。感謝。
フィラーとは何か? それを研究するとはどういうことか? 等々、分かりやすく解説されています。
このときの話の内容は、2019年11月に中国は大連外国語大学で行ったパネル「多様化する個とプロフィシェンシー研究」に基づいています。
※この番組が終了するそうです。残念。